今回は、子どもの肥満と視力悪化が進行している現状について、ご紹介します。
皆さまの企業においても、子育てに励んでいる従業員がいるでしょう。ぜひ、子育てへの参考になるよう、情報を共有してみてください。
肥満傾向にあるとされる子どもの数がほぼ全学年で増加
文部科学省が実施した「令和2年度学校保健統計調査」によると、肥満傾向にある児童の割合が、高校1年生以外のすべての学年で上昇しました。肥満傾向とは、標準体重を20%以上上回る児童が該当します。
小学校1~6年生と中学校2年生では、比較できる2006年調査以降で、肥満傾向が最多となっています。新型コロナの流行による外出自粛や、部活動の制限などが影響している可能性があると推測されています。
【出典】令和2年度学校保健統計調査
視力低下も進む!小学生では37.5%が裸眼視力1.0未満
同調査では、裸眼視力が1.0未満の小学生が37.5%であり、過去最多となったことも明らかになっています。
中学生も同様に過去最多であり、やはり新型コロナによる外出自粛が影響している可能性があります。
2024年度にはデジタル教科書の導入も
2024年度にはデジタル教科書の導入が予定されており、子どもの視力悪化が加速する懸念もあります。加えて、新型コロナの収束も目途がたっていません。
家庭で過ごす時間やデジタル機器を使う時間が増える中、子どもの視力低下を防ぐためには家庭での指導も重要となります。