今回は、副業・Wワーク経験者の増加について解説します。
これまで、コロナ禍で副業の需要が高まっていることを紹介しました。では、副業を経験している人は、実際にどのくらいいるのでしょうか。
【参考】「仕事のかけもち・Wワーク・副業」実態調査2021|エン・ジャパン株式会社
副業・Wワークの経験者は53%
人材大手のエン・ジャパン株式会社は、派遣型アルバイトの情報を集めた自社サイト『エンバイト』の利用者を対象に、かけもち・副業・Wワーク(以下、副業等)について調査しています。(※回答者数4,619名・実施期間2021年3月30日~5月26日)
副業等の経験者は全体の53%、そのうち、76%がコロナ流行前から開始しています。良かったこととして、「副業等が生活費の足しになった」「自由に使えるお金が増えた」と挙げる人が多く、特に金銭面のメリットが大きいようです。
興味を持っている人は9割以上!その理由は?
同調査において、副業等に興味がある人は、全体の9割にのぼっています。興味がある理由としては、「自由に使えるお金が欲しいから」と、「生活費が足りないから」が46%でトップ。次いで、「コロナ禍によって収入が減ったから」が45%です。
やはり、生活費の不安が副業への興味・関心につながっている傾向にあります。
りゆう
労働者の生活を守る意味でも副業等の解禁が重要
副業等の需要が高まっている背景には、生活費への不安が大きく関わっているといえます。
企業としては、人材確保の一手としてはもちろん、労働者の生活を守る、または精神面での不安を和らげる意味でも、副業等の解禁が重要です。