今回は、現役女子高校生の起業エピソードをご紹介します。まだ15歳の女子高校生は、どのような思いから起業に至ったのでしょうか。
「日本の農業を応援し、食品ロスを減らす」
金沢市出身の現役女子高生、薄井華香さん(15歳)が、東京都世田谷区の経堂にフルーツ大福屋「凛々堂(りんりんどう)」を開きました。彼女の思いは、「日本の農業を応援し、食品ロスを減らす」こと。アルバイト先で食品が捨てられているのを見た経験が、起業のきっかけとなったそうです。
店舗では、全国から集めた果物を使って手作りした大福に、生産者の紹介文を添えて販売しています。
金沢市の青果仲卸で生まれ育った経験を活かす
薄井さんの実家は、金沢市の青果仲卸。果物に触れながら育ってきた経験を活かし、旬の美味しい国産果物を集めています。イチゴやマンゴー、メロン、パイナップルなど、常に8種類の大福を取り揃えています。
今後は通販や特産品PR、動画配信も
既に店舗が軌道に乗ったあとのことも考えており、野菜の通販や地元の特産品PR、食品ロス関連の動画配信も検討しているようです。
フードロスは、飢餓や地球温暖化などの様々な問題と結びついており、世界的に注目されています。若い女性起業家の挑戦は、今後どのような未来を紡ぐのでしょうか。これからが楽しみです。