今回は、コロナ禍における仕事へのストレスについてご紹介します。コロナ流行の前後で、仕事の形は大きく変化しました。労働者が仕事に抱くストレスは、どのように変わったのでしょうか。
転職希望者の約半数がストレス増加
大手総合求人サイトを運営しているエン・ジャパン株式会社は、コロナ禍における仕事のストレスについて調査しました。
調査の結果、転職を検討している人の54%が、コロナ禍でストレスが増加したと回答しています。変わらなかった人は37%。減った人は9%です。
(出典:コロナ禍における仕事のストレス調査|エン・ジャパン株式会社)
ストレスが増えた理由は?
業種別に見ると、特に販売・サービス系や医療・福祉系では、ストレスが増えた人が多い傾向にあります。いずれも、コロナによる影響が大きかった業界です。
仕事のストレスが増えた理由としては、
「お客さんの減少によりシフトに入れない」
「マスクや消毒に関してお客さんからのクレームが増えた」
「売上が落ちて賞与がなくなった」
などが挙げられています。
従業員のストレスケアを入念に
コロナ禍では、以前よりも仕事にストレスを抱えやすい傾向です。特に、対面でのサービスがメインの業種は、ストレスの度合いが増しています。
コロナ禍でのストレスを軽減するためには、企業からのフォローが重要です。自社の体制やサービス提供の形を見直しながら、入念なストレスケアを行ってください。