今回は、フリーランスの活用法をご紹介します。フリーランスを活用している企業は、実際にどのように業務委託をしているのでしょうか。報酬体系などの事例をご紹介します。
大阪府の理容室ではスタッフ全員が業務委託
大阪市にある理容室「Barber the GM本町」では、店長を含めたすべての従業員が業務委託のスタッフです。
同理容室はギークマン株式会社によって運営されており、大阪市内の全7店舗が業務委託のスタッフのみで経営されています。「前職よりも収入が上がった」と満足しているスタッフは多いようです。
最低30万円の報酬を保障
では、業務委託の報酬体系はどのようになっているのでしょうか。ギークマン株式会社では、スタッフ1人当たりの売上の6割を報酬に充て、さらに最低でも30万円を保障する体系としています。
また、全国に約570店舗の美容室「Agu」を展開するAB&Companyも、9割以上の美容師がフリーランスです。「働きやすいし、給料も上がってモチベーションが違う」と述べるスタッフがいるように、多くのフリーランスが環境に満足しながら、存分にスキルを発揮しています。
フリーランスと業務委託を結ぶ際は報酬形態が重要
中小企業事業所の皆さまも、現在もしくは今後、フリーランスと業務委託を結ぶケースがあるかと思います。
フリーランスと業務委託を結ぶ際は、報酬体系がポイントとなります。フリーランスは収入が安定しないため、報酬面での満足度向上は、モチベーションアップに繋がるでしょう。結果として、高い専門性を活かして、企業に大きな生産性をもたらしてくれます。