今回は、労働市場におけるフリーランスの現状についてご紹介します。政府が「新しい働き方」を推奨していることも相まって、フリーランスに対する注目度は高まっています。企業がフリーランスに外注するメリットも紹介するため、皆さまの事業経営においてもぜひ参考にしてください。
ココナラがマザーズ上場!登録者数は30%増
フリーランスの仲介を手掛けているココナラが、3月19日、東証マザーズに上場しました。
ココナラでは、動画編集やデザイン、Web制作など、さまざまなスキルの売買が可能。登録者数は約200万人にも上り、新型コロナウイルスが流行する前の約30%増です。
ココナラのほかにも、クラウドワークスやランサーズ、ビザスクなど、多くのフリーランス仲介サービスが人気を集めています。
フリーランスの数が1,000万人を超える!
ランサーズの調査によれば、副業を含めると、フリーランスの数は国内で1,034万人にも上ります。これは、生産年齢人口の約15%です。
フリーランス増加の背景には、働き方の変化が挙げられます。政府による新しい働き方の推進や終身雇用の崩壊、ジョブ型雇用の広まりなど、要因はさまざまです。フリーランスは今後も増え続けることが見込まれます。
フリーランスへの外注で企業の生産性がアップ!
中小企業事業所の皆さまにおいては、人材が不足しているケースもあるかと思います。
フリーランスは、高い専門性を有していることが多いです。そのため、人材不足に悩んでいる部署の業務を委託するなど、フリーランスへの外注が、企業の生産性アップに繋がる効果が期待できます。
ただし、フリーランスに外注する際は、スキルや業務内容に応じた適正な価格の提示が重要です。雇用関係にはなくとも、働く機会を提供する立場として、フリーランスが不利にならないように心がけをしましょう。